コラム|ファミリーヒストリー・津川雅彦

NHK総合テレビ毎週水曜日午後10時25分から放送の「ファミリーヒストリー」。7日は俳優津川雅彦が登場。とても興味深く見た。津川の兄は長門裕之、両親が澤村國太郎、マキノ智子。妻は朝丘雪路、娘は真由子。伯父にマキノ雅弘監督、祖父は日本映画の父牧野省三監督と芸能一家で有名。父方の叔父叔母は加東大介、沢村貞子。
津川の小学校時代はすでに子役として阪東妻三郎主演「狐のくれた赤ん坊」(45年・大映)に出ていた。あまりに欠席が続くため呼び出しがかかり、祖父の省三が紋付き袴の正装で学校へ乗り込み「子供が家業を手伝おうて何が悪い」と怒鳴りこんだ。教師はぐうの音も出なかった。マキノ一家は大正時代にはマキノ映画撮影所を作り本格的に映画製作を手がけていた。マキノ雅弘監督の晩年、津川は「寝ずの番」で映画監督デビューを果たす。病床の叔父を訪ねて「マキノ雅彦」襲名を願い出て了承されたと、雅弘監督の娘マキノ佐代子(「男はつらいよ」シリーズ出演)が証言していた。老境に入った津川だが、まだまだ活躍してほしいものだ。