2月4日(日)有楽町の「TOHOシネマズ日劇」が85年の歴史に幕を閉じた。前身の「日本劇場」は昭和8年(1933)誕生し、太平洋戦争を経て、終戦2年後には宝塚歌劇団戦後初の東京公演を行うなど実演も上演し、東宝の創業者小林一三翁が掲げた「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」を実践してきた劇場。入場者はのべ1億人を超えたという。
その伝統を引き継ぐ「TOHOシネマズ日比谷」が3月29日(木)新しく生まれる。巨大商業施設「東京ミッドタウン日比谷」4階と隣りの東京宝塚ビル内にある同スカラ座(2月24日から改装のため休館)みゆき座(同休館中)と一体運営。13スクリーン約2800席は都内最大級シネコン。コンセプトは“映画の宮殿 THE МOVIEPALACE”。また、ひと足早く「The Star Gallery(ザ・スター・ギャラリー)」が東京メトロと日比谷シャンテをつなぐ地下通路壁面にお目見え。さらなるエンタメ発信基地として、チケット購入や女性のための本屋、日本初上陸のレストランなど続々オープン予定で“日本版ブロードウェイ”が生まれる。
有楽町から日比谷へ
