コラム|寅さんサミット2017

松竹映画「男はつらいよ」シリーズ全48本のロケ地が一堂に会する『寅さんサミット2017』が11月25日と26日、寅さんの故郷、東京・葛飾区柴又で開かれた。同サミットのテーマは『日本の原風景を守り、後世に伝える』。今年で3回目。第41作「寅次郎心の旅路」のロケ地、オーストリア・ウィーン市はじめ、北は秋田県鹿角市から南は宮崎県日南市まで参加し18の国や自治体が集まった。
初日は、山田洋次監督のメッセージを寅さんの妹さくら役の倍賞千恵子さんが「寅さんも誇りに思っているはず。大切に守り、次の時代へつないでいってください」と読み上げた。
両日とも特設会場が設けられ、各地の名産やご当地グルメがならび、買い求める寅さんファンや観光客で賑わった。全国から約3万5000人集まった。晩秋の週末と、さる17日には国の文化審議会が葛飾柴又を重要文化的景観に選定するよう林芳正文部科学大臣に答申したことも重なった今年の『寅さんサミット』となった。さくらの倍賞さんは「お兄ちゃん(寅さん)が生きていれば、きっとどこかで恋をしているでしょうね」と空を見上げた。