大人のための首都圏散策マガジン「散歩の達人」が11月号で「ボーダーレスな穴場の下町 錦糸町・亀戸・大島」を大特集、話題を呼んでいる。なかでも「下町の一大パラダイス楽天地・総天然色の昭和史」が楽しい。
1937年(昭和12年)錦糸町の顔として生まれた「江東楽天地」としては今年80周年を迎えた。阪急阪神東宝グループを創業した小林一三翁は『東京下町の大衆に健全な娯楽を提供する』という方針のもと、今日に至っている。
特集はバブル経済直前の昭和末期までをカラー写真とポスターで紹介。開業時には江東劇場と本所映画館の二館。1500人収容で冷暖房を完備し、最新の大劇場だった。ポスターは江東劇場の55年(同30年)Gwの実演「唄いまくる!美空ひばり」と映画「ゴジラの逆襲」2本立てを紹介、全盛期を彷彿させる。
現在の「東京楽天地」(中川敬社長)は、「TOHOシネマズ錦糸町」(8S)と「楽天地シネマズ錦糸町」(4S)など温浴施設など多角的に展開しているが、来年全面改装に着手、11月に新「TOHOシネマズ錦糸町」として一体化、リニューアルオープンし、19年春には「パルコ」も出店するという。
新「東京楽天地」
