小売業国内最大手のイオン㈱(岡田元也社長)は10月4日、平成30年2月期第2四半期(29年3~8月)連結決算を発表したが、営業収益4兆1,686億03百万円、営業利益850億4千万円を計上、それぞれ過去最高を達成する好調ぶりを示した。
傘下の映画興行会社イオンエンターテイメント㈱(片岡尚社長)は、グループの商業施設内を中心に、現在国内最大90サイト/763スクリーンを展開しているが、当第2四半期連結累計期間に新規3店舗(石川県「新小松」、徳島県「徳島」、愛知県「常滑」)を出店、営業収益・営業利益はともに過去最高を記録した。
日本経済新聞朝刊(9月26日付)は、商業施設運営のイオンモールの好調の理由について、『「美女と野獣」「怪盗グルーのミニオン大脱走」など家族向け映画がヒットし、モール内の映画館から他の専門店へ集客効果が波及した』と分析しているから、商業施設内にシネコンがあることがグループ収益に効果的に働いているようだ。イオンモール㈱は4日、アウトレット事業に参入を発表したが、来春開業の1号店「ジ・アウトレット・広島」(広島市)にもシネコン建設を予定している。
イオンエンタ最高益
