NHK・BS4Kで10月5日午後8時から、『伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”』が放送された。昭和の歌姫とも、伝説のアイドルともいわれた三浦友和夫人の百惠さん(本稿は旧姓の山口百恵とさせていただきたい!)と40年ぶりに再会できたファンもいたはず。筆者自身、近畿大学卒業後3年目で、2度転職し新聞記者1年目で大忙しの日々を送っており、ニュースでコンサートを知ったというところ。忙しすぎ、引退時は記憶定かではない。百恵ちゃん、ごめん。
歌手として73年デビュー、映画初主演は74年末に東宝「伊豆の踊子」。夫の三浦友和とはすでにCMで共演し、「潮騒」「絶唱」「霧の旗」「ふりむけば愛」と続き、引退映画「古都」まですべてリアルタイムで見た。ベストワンは「春琴抄」。商家に生まれた盲目の娘役だったが、丁稚の友和をいじめる難役を軽々とこなした。テレビの「赤」シリーズも。そのころ歌手としては「ひと夏の経験」はじめ絶頂期。8年間駆け抜けた。74年晩夏、日本・読売TV系『スター誕生!』で公開録画のため、来阪。百恵ちゃんは大阪・豊中市民会館で「ひと夏‐」大ヒット後の「ちっぽけな感傷」を歌った。YTV山田直哉プロデューサー助手のアルバイトで会場にいた筆者は一期一会だったが、女神を見たのだった。
伝説のコンサート「山口百恵」
