「半沢直樹」演出家は福澤諭吉玄孫

大人気のTBS系ドラマ「半沢直樹」。6日は新型コロナウイルスの影響で収録が間に合わず、主演の堺雅人はじめ香川照之(市川中車)、片岡愛之助らが生放送に出演し、現場の裏話を披露した。放送を見ると、半沢(堺)と大和田常務(香川)との丁々発止がおもしろく迫力満点の画面が時間を忘れさせる。生放送では、編集でカットされた場面を流して半沢ファンの渇きをいやしてくれた。スタジオには、演出の福澤克雄ディレクター(役員待遇)もいて、「発売予定のBD・DVDはディレクターズカット版です」と報告。出演者から歓声があがった。
福澤ディレクターは今回のシーズン2はもちろん、シーズン1でも大人気を博した。最高視聴率ディレクターの異名も持つ。映画は「私は貝になりたい」(08)「祈りの幕が下りる時」(18)「七つの会議」(19)を監督している。また、福澤氏は慶應義塾の創立者・福澤諭吉の玄孫なのだ。もちろん福澤氏も幼稚舎から大学まで慶應ひと筋。大学時代はラグビー選手として有名だった。個人情報保護の時代に恐縮ながら、諭吉の二男捨次郎(時事新報社長)を曾祖父、時太郎を祖父、時太郎の娘和子さんを母に持つ。親族では、モデル・レーサーの福澤幸雄氏(故人)や、NHKの片山千恵子アナウンサーら多数いる。(敬称略)