朝日「情愛の100年 松竹映画」

29日付朝日新聞朝刊カラーページに「情愛の100年 松竹映画」の大見出しが踊っている。現在、映画館で新作のトップタイトルに出る富士山を背景に『松竹』ロゴマークや100年の歴史を代表する映画のスチール写真などビジュアルでも楽しめる記事となっている。紹介された写真は、蒲田・大船の両撮影所はじめ、初期のスターだった栗島すみ子、トーキー映画「マダムと女房」「愛染かつら」の田中絹代、国産初のカラー映画「カルメン故郷へ帰る」の高峰秀子、「君の名は」の佐田啓二と岸惠子、「男はつらいよ」第一作の渥美清と光本幸子を取り上げている。
記事では、「カルメン故郷に帰る」(1951年、監督・脚本木下惠介)の撮影時、明るさが白黒フィルムの四倍必要なため、撮影時間は光量が豊かな午前8時~午後1時に限定されたと記す。この作品は白黒版も存在し、カラーの失敗を考え作られた。高峰によれば、白黒版のほうがよい仕上がりになっているという。白黒版は長らく行方不明になっていたが、筆者が京都府立京都文化博物館で発見。昨年亡くなった名キャメラマン川又昴さんに連絡。16ミリを35ミリにブロウアップして松竹倉庫に収められた。また記事では、落語家の快楽亭ブラックさんが「この広い空のどこかに」(54年、監督小林正樹)を紹介している。

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