ブルーレイで「南太平洋」を見た

宝塚歌劇を見るようになって28年たった。ミュージカルやミュージカル映画が好きになったのもそれから。好きな映画は「南太平洋」(58)。久しぶりにBDで見た。初めて見たのは現在、南海なんば駅に隣接する大阪高島屋の一部になっているのだが、かつてあった「なんば大劇場」(57~73)のリバイバル公開。72年6月。なんて大きなスクリーンだろうと思いながら、画面の左右やサラウンドの「超ステレオ音響」にわくわくしていたことを思い出す。階段や客席も緑で統一されたとてもおしゃれな劇場だった。上映時間は2時間37分で、先行上映は2時間51分。ロジャース&ハマースタインの最高傑作と思っている。
「魅惑の宵」「バリハイ」や大好きな「ハッピー・トーク」など名曲揃い。ロッサノ・ブラッツィ、ミッツィー・ゲイナー、ファニタ・ホールら。監督はブロードウェイと同じジョシュア・ローガン。ロケはハワイのカウアイ島。序曲や間奏曲、終曲などはアルフレッド・ニューマン音楽監督の仕事で、20世紀FOX映画ファンファーレを作曲したのもニューマンの手による。「スター・ウォーズ」メインタイトル前の「ルーカスフィルム」に流れる音楽も、実はシネマスコープ用に追加作曲したもの。ジョン・ウィリアムズ初来日時にウィリアムズ氏本人から聞いた!