緊急事態宣言の興行界

毎日、築地から東銀座、銀座、有楽町、日比谷と新橋を歩いている。8日の風景は誰ひとりいない、ではないものの明らかに「緊急事態宣言」発令の翌日ということもあって、激減しているのがはっきりわかる。宣言が適用されるのは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、」「大阪府、兵庫県と福岡県の7都府県。東京都の小池知事は10日から映画館など商業施設へ休館などの要請を発令する。大手シネコンチェーンはじめ映画館はすでに先々週末から土日の休館から5月のゴールデンウイーク(GW)明けの6日まで休館を決め実施中。
また、「ステイホーム=家にいて」とおっしゃる小池知事の要請で、東宝、東映、松竹の各本社は全従業員に対して、テレワークでの仕事に従事している。各本社は幹部がいるだけで社員の姿はなかった。
演劇の劇場は松竹が5月から三か月にわたり「市川團十郎襲名披露興行」を歌舞伎座で行う予定だったが、7日夜「公演延期」を発表。12日から前売りをスタートさせる予定だった。宝塚歌劇と劇団四季は全公演を当分の間中止。そのほかの商業演劇やホール公演はすべて公演中止に追い込まれた。再開は現在のところ、GW明けだが、新型コロナウイルスが収まらなければ継続される。戦後、未曽有の事態に国民の一人として協力する次第である。

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