先週末の首都圏、大阪や京阪神地区など全国の大都市は閑散とした状態だった。新型コロナウイルス感染を防ぐため首相官邸、各自治体が積極的に国民へ呼びかけた効果があがったもの。7日には「非常事態宣言」が出され(6日午後6時現在はまだ出ていない)、映画館もかなり影響が出る。さらにハリウッドのメジャー各社作品が公開延期となり、近い将来の再開後も興行にかなり影響が出そうだ。
そんな時、クラシック映画を4Kデジタルや4KUHDで再発見するのはどうだろうか。「午前十時の映画祭」のアイデアをちょっと拝借! 一昨年、S・キューブリック監督の名作「2001年宇宙の旅」(69)が70ミリ映画フィルム上映され、IMAXや初8Kテレビ放送された。当時はスーパーパナビジョン、超ステレオ音響も登場して「超大作」という呼び方が定着。「ベン・ハー」のコロッセオで繰り広げられた戦車競争、「十戒」の紅海が割れる場面などスペクタクルな映画がわんさかあった50~60年代や「オズの魔法使」(39)「プライベート・ライアン」(98)といったハリウッド映画はすべて4Kデジタル修復され観客を待っているはず。ドルビーシネマ版「地獄の黙示録 ファイナル・カット」(配給KADOKAWA)など公開が決まった超大作もある。マスクして見に行きたい。
この時期だからこそ見たい映画
