休館や公演中止続く

小池東京都知事や近隣県各知事の「不要不急の外出を避けてください」という要請で、28日と29日の週末は、都内のターミナルや興行街、歓楽街はじめ全国の主な道府県庁所在地は人気(ひとけ)がまったくなく、日本全体いや世界中が沈んだようなことになってしまった。それでも、シネコンはじめ映画館は空気の換気をひんぱんにしたり、アルコール消毒をこまめにこなし首都圏以外は営業を続け、懸命な興行成績を出している。詳報は本文。
30日、松竹は演劇公演について、新橋演舞場「四月大歌舞伎」は3日から14日まで中止。15日は休演日だったため、16日からの再開をめざす。歌舞伎座は当初からメンテナンスのため4月は休館だった。大阪松竹座の「有頂天作家」公演は4月2日と3日は休演。4日以降は実施の予定という。
また、東京宝塚劇場と宝塚大劇場を持つ宝塚歌劇団は30日、4月12日までの公演中止を発表した。花組新男役トップスターに就任した柚香光の宝塚大劇場お披露目公演は2日初日がずれ込んでいる。15日の休演日を除けば20日千秋楽まで1週間興行となる。星組の新男役トップスター礼真琴の東京宝塚劇場お披露目公演も12日まで中止。宙組TBS赤坂ACTシアター公演は13日からわずか3日間、宙組日本青年館ホールは全公演中止となった。