宝塚歌劇団OG「夢組」発足へ

世の中、「新型コロナウイルス」で暗い。週末、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(配給ディズニー)をTOHOシネマズ日比谷のIMAX・3Dで見た。9部作完結作ということもあり客席も埋まっていた。最初に78年(全米は77年)公開された「新たなる希望」から42年かかって“青春時代”が終わった感じがして、清々しい気分でシアターをあとにした。ジョン・ウイリアムズ作曲・指揮の音楽は全編に流れ、エンドクレジットで9作目にして初のオーケストレーション(オーケストラ編曲)も手がけるなど衰えを知らぬ老巨匠に拍手を送りたい。87年ボストンポップスを率いた初来日公演は忘れられない。
さて、すこしでも明るい話題はないかとスマホのニュースを見ていると、学校法人宝塚音楽学校(小林公一校長)で106期生の卒業式が2日行われたのを見つけた。祝辞で角和夫理事長(阪急阪神ホールディングス会長、東宝取締役)が、宝塚歌劇団卒業生で組織する「夢組」に言及。小川友次歌劇団理事長の年頭あいさつで「25年開催の大阪・関西万博に協力するべく卒業生を結集したい」と触れたことから一歩踏み込んだ発言によろこぶOGも多いはず。98年発足した宙組で現役生も日程の上で楽になるかなと思えば厳しい現状。「もう一組!」が、偽らざる気持ちである。