現在、世界中は中国・武漢で発生した新型コロナウイルス肺炎で沸騰している。どこまで感染者が広がるのか、まだまだいつ終息するか見えてこない。武漢にいた在留邦人の救出劇は鮮やかで、安倍首相が「帰国の航空運賃は政府が負担します」で国民は納得。政府専用機は出さずANAのB767を派遣し、評判よかった。だが待てよ、である。何か忘れていませんか? 昨年末、目を耳を疑ったカルロス・ゴーン元日産会長の逃亡劇を! 目まぐるしく変わる世の中に、人の噂も七十五日はどこへやら。まだ30日をすこしすぎた大事件なのだ。
12月29日、ゴーン元会長は制限住居から外出する姿を防犯カメラに撮られたのを最後に姿を消した。そして、翌30日に国籍のある中東のレバノンに現れた。数日後、自ら選んだマスコミの前で日本の司法制度は人権無視だと強く訴えた。日本のマスコミは朝日新聞など三社のみ。逃亡劇の全貌が判明するといわれたが、それについては本人からはひと言も発言なし。[映画もどき]といわれた逃亡の舞台は関西国際空港のプライベートジェット機の発着ラウンジ。X線検査施設はなく、楽器入れの大きな箱に入り脱出。トルコのイスタンブール空港経由といわれている。ゴーンさんが箱の中でどんな顔をしてたのか気になった。
ゴーン元会長の逃亡その後
