宝塚歌劇団(理事長・小川友次阪急電鉄常務取締役)は本年、創立105周年。5年前の100周年からブームは持続しており、100周年に男役トップスター就任した花組明日海りおが11月東京宝塚劇場公演で退団。10月には、星組の男役トップスター紅ゆずるが退団、松竹エンタテインメント入りした。
さる7月には、「あかねさす紫の花」「川霧の橋」「哀しみのコルドバ」「星影の人」など代表作すべてが宝塚歌劇らしい作品だった演出家の柴田侑宏氏が87歳で亡くなった。筆者は100周年を記念して「柴田侑宏トークショー¬~宝塚ミュージカルロマンの世界~」を2104年、宝塚文化創造館(旧宝塚音楽学校)で自主公演を開いた。特別ゲストに元花組娘役トップ森奈みはるさんを招き、柴田先生に秘密で女優黒木瞳さん(元月組娘役トップ)にメッセージを寄せていただいた。トークショーをはさんで、森奈さんが柴田作品の主題歌を熱唱(森奈出演の「たけくらべ」は花組宝塚バウホール公演なく、初披露!)。柴田氏が作曲家の吉田優子先生にピアノ演奏録音を直接依頼していただき音楽監修もお願いした。柴田氏コンビの故寺田瀧雄音楽祭の趣も。創立者小林一三翁は「新国民劇の創成」を高らかに謳い「清く正しく美しく」をモットーに日本中、いや世界中を今も魅了し続けている。
宝塚歌劇団105周年
