10月18日、衝撃の外電が飛び込んできた! マイクロソフトの共同創業者で、第二次世界大戦の兵器収集家として知られる故ポール・アレン氏の組織した調査チームが北太平洋の海底から、日本海軍の空母「加賀」を発見。21日には同じく「赤城」を発見した。2隻とも太平洋戦争の分水嶺といわれた「ミッドウェー海戦」でアメリカ海軍に沈められた。
昭和17年6月5日に日米激突した同海戦。日本側の空母「加賀」「赤城」と「蒼龍」「飛龍」がいずれも沈められた。アメリカ側は空母「エンタープライズ」「ホーネット」と1か月前に「珊瑚海海戦」で被弾した「ヨークタウン」が参戦、無傷だった。この模様は役所広司主演でCGとミニチュアを駆使した東映「聯合艦隊司令長官 山本五十六」(11年)がリアルに再現している。佛田洋特撮監督の力量を見た思いがした。日本側は「ヨークタウン」の参戦に驚愕したといわれる。とても1か月で修理が完了する損傷ではなかったからだ。そこから推しはかれば「珊瑚海海戦」が太平洋戦争の勝ち負けを決めた戦いではなかったか⁉ 史上初の空母対空母の海戦は日本側の軽空母「祥鳳」を失い同「翔鶴」も被弾しダメージを負い、戦線復帰まで時間がかかった。それに反し「ヨークタウン」の「ミッドウェー海戦」参戦は驚きしかなかった。
空母「加賀」「赤城」発見
