百恵さん引退後の近影初公開

昭和を代表するアイドル歌手・女優、山口百恵さんが引退して39年。俳優の三浦友和の妻として、長男の歌手祐太朗、二男の俳優貴大の母として支える側になったが、さきごろ「時間(とき)の花束 Bouquet du Temps」(日本ヴォーグ社)を出版。キルト作品集で、39年ぶりの近影も掲載。すでに各メディアで報道されており目にした方も多いはず。筆者もそのひとりで、実物はまだ見ていない。
それにしても、ものすごい報道合戦。一冊の本が隅から隅までワイドショーのレポーターやアナウンサーによって紹介されている。6章から構成され、「巣立ちのキルト」では、二人の息子とおいに捧げたものとなっている。近影は全部で6枚。そのうちの1枚がマスコミ向けに公開された。すこしうつむき加減でキルトに目をやる百恵さん。さる5月に撮影したという近影は、現役時代にくらべてふっくらした面影で、しあわせそのもの。夫の友和に出版の話をすると「やってみたらいいじゃない、という言葉が背中を押してくれました」とあとがきに綴っている。歌手として「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」、女優として「伊豆の踊子」「ふりむけば愛」など東宝の正月やお盆番組を飾り大ヒットした。引退したのは、21歳。才能あふれる女性。もう一度カムバックしてほしい。