韓国歴史ドラマ「ホジュン」

テレビ東京で毎週月-金曜日の朝放送の韓国歴史ドラマ「ホジュン 伝説の心医」が始まった。韓国時代劇の巨匠、イ・ビョンフン監督の韓国最高視聴率63・5%を記録した「ホジュン 宮廷医官への道」のリメイク。アナログ版からデジタル版への焼き直しかなと思っていたら、前回よりも放送回数が増えた分、ドラマに深みを持たせている。主人公ホ・ジュン(許浚)は実在の人物。豊臣政権の朝鮮出兵時代、李王朝は宣祖の時代。武官で地方長官だった父親の庶子として生まれる。母親が賤民のため官職に就けず、医術を学び、やがて宮廷に入り宣祖の信頼を得て、主治医「御医」となる。宣祖の崩御で流刑となるが、流刑地で医書「東医宝鑑」全25巻を完成させる。
筆者はかつて「冬のソナタ」(冬之恋歌)「宮廷女官チャングムの誓い」(大長今)にハマり、毎月のようにソウルの街を歩いた。道先案内人はMBS「ありがとう浜村淳です」の大塚元プロデューサー。「ここが“冬のソナタ”でチュンサンとユジンが会ったところですよ」とロケ地を巡った。そんな中「許浚博物館」も路線バスを乗り継ぎ、観覧。「中国医書では朝鮮半島の人間に合うのか?」と自問自答し、その後の「韓医学」を確立した偉人。ドラマはまだスタートしたところ。全68話なので、気を抜かず最後まで“完走”しよう。