東宝配給「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を6月4日午後2時30分からMOVIXさいたま「ドルビーシネマ」で見た。初めて見る観客のために、プロモーション映像を披露して、本編上映がはじまった。「ドルビーシアター」は、天井からサウンドが降りそそぐドルビーアトモスと画期的な映像が再現されるドルビービジョンに加え、シアターデザインも含む総称。観客はプロモーション映像から「ゴジラ」上映までの一瞬、シアター内が漆黒の世界にいることを実感したはず。
3Dで最初に映し出される、東宝のロゴマークと「東宝株式会社」の文字が浮かび上がる。開巻早々、いきなりクライマックスがはじまったような映像の数々は実写とCGが合わさり、3D映画ではあるが、画面からはみ出す迫力で驚きの連続。そして、天井からの音設計(ドルビーアトモス)は前後と左右に移動する怪獣たちとヘリコプターや兵器の数々が入り乱れる。ゴジラ、キングギドラ(モンスターゼロ)、ラドン、モスラの怪獣決戦と渡辺謙、チャン・ツィイーら俳優陣の熱演が絡み合い132分は短かった。マイケル・ドハティ監督の和製ゴジラ映画愛は最高で、伊福部昭作曲によるゴジラのテーマが流れる場面とクレジットタイトルは感動もの。次は2D版ドルビーアトモスで見てみよう。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
