コラム|天皇陛下と寅さん

4月13日、東京は葛飾柴又に「寅さん記念館」と隣接の「山田洋次ミュージアム」がリニューアルオープン。山田洋次監督と松竹「男はつらいよ」シリーズのマドンナ最多登板・リリーこと浅丘ルリ子さんや大角正松竹常務も顔を見せた。
同日付朝日新聞朝刊の社会面連載企画「平成と天皇 両陛下と私」に山田監督が登場。冒頭、退位される天皇陛下に『寅さんだったらどんな言葉を贈るか? さみしがるでしょうね。「おやめになっちゃうんですか?」「まだいいじゃありませんか」って寅さんは言うでしょう。』陛下の大変さ、お疲れは寅さんには分からないからと。『でもね、寅さんは両陛下のことが好きだと思います。新聞とかテレビで時々、お顔を見て「ああお元気だな」と思っているから、これからお会いできなくなるとさみしい。多くの日本人もそういう感想を持つんじゃないでしょうか』。山田監督は以前、侍従長と寅さんが居酒屋で一緒に飲んで仲良くなるという話を考えたという。監督自身は平成24年秋の文化勲章親授式でお会いしている。陛下はじーっと山田監督を見つめられた。「これからも体を大事にして、いい映画を作ってくださいね」と念じておられ、国民と真摯(しんし)に向き合われる姿勢そのものだと山田監督は感じたと締めくくった。

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