コラム|大河ドラマアンコール「葵 徳川三代」

毎週日曜日の早朝放送のNHK・BSプレミアム「大河ドラマアンコール」(午前6時~)。
4月7日から「葵 徳川三代」(2000年)がスタートした。第1回「総括関ヶ原」は、関ケ原の戦いを1時間25分の拡大版で描いた。大河ドラマ初の全編ハイビジョン撮影で、CGを随所に取り入れた。脚本家ジェームス三木のオリジナルで、全49話をドラマ制作前にNHKへ納めたという史上初ものづくしの大河ドラマ。題名でおわかりの通り、徳川幕府初代将軍徳川家康、二代秀忠、三代家光にスポットを当てた。三代には津川雅彦、西田敏行、尾上辰之助(現尾上松緑)はじめ、主な出演者だけでも、お江岩下志麻、淀殿小川真由美、豊臣秀頼尾上菊之助、高台院草笛光子、石田三成江守徹、故人では家康生母於大の方山田五十鈴、毛利輝元宇津井健ら百人規模の配役は空前絶後といわれた。
ジェームス三木は、9日終了したCS放送銀河チャンネルの大河史上最高視聴率「独眼龍政宗」(山岡荘八原作)を担当。これほど一話ずつまとまりよく進む歴史ドラマはない。「葵」はさらに磨きがかかる。最近、方言など忠実に表現したり、月代(さかやき)などあからさまなかつらは継ぎ目が見えると総髪するなど工夫はあるけれど、講談調の勧善懲悪でみせるドラマもよいものなのだ。

タイトルとURLをコピーしました