スマホを乗り換えた。そこで「映画音楽」を検索していると、やたらと安価なサントラ盤CDが続々とリリースされているではないか。ソニー・ミュージックからリリースの正規品で、さきごろ〈聴くシネマ名作選〉として国内の主要レコード店で買える。ラインアップが素晴らしいのひと言。最近、名作の「4Kレストア版」上映が盛んだが、レストアされたサントラ盤出現を待ち望んでいたニーズとぴたりと合い、みんな欲しいくらい。「サウンド・オブ・ミュージック」50周年記念盤がまさしく音楽もリニューアルされている。
サイモンとガーファンクルが主題歌など手がけた「卒業」は追加音楽でデイブ・グルーシンが参加。サントラにも収録されているので、聴きもの。「戦場にかける橋」「タクシードライバー」「アラモ」は、マルコム・アーノルド、バーナード・ハーマン、ディミトリ・ティオムキンという大御所、「ティファニーで朝食を」はヘンリー・マンシーニ、「ダンス・ウイズ・ウルブズ」はジョン・バリー、「ショーシャンクの空に」トーマス・ニューマン、「タイタニック」ジェームズ・ホーナー、「スピルバーグの世界」は名作たちをジョン・ウィリアムズがボストン・ポップスで自ら指揮した名盤。いずれも1000円+税で買える。
ソニーM〈聴くシネマ名作選〉
