本屋さんに入ると、売れ行きベストテンのコーナーへ立ち寄る。現在は平成時代を振り返る雑誌や写真集、単行本がずらりと並ぶ。さらにもうひとつ前の時代・昭和を回顧する書籍も多数ある。そんな中でイースト新書Q「#平成生まれは知らない昭和の常識」(服部淳著。イースト・プレス刊)を見つけた。「#」はハッシュタグと読む。
道路の砂利でガラスが割れた⁉ タクシーの走りっぷりは暴走族以上だった⁉ 糞尿は海に垂れ流し⁉ 戦死者より交通事故死者のほうが多かった⁉ 町中を狂犬病の犬がウロウロしていた⁉ 夢の島のハエを自衛隊が鎮圧⁉ 海外旅行には国の許可が必要⁉ 新聞のスクープ原稿は伝書鳩が運んだ⁉ など平成が終わる今こそ知っておきたい「昭和時代」の驚愕の真実。「gooいまトピ」の人気記事を初の書籍化したもの。JR有楽町駅付近は朝日はじめ、読売、毎日など全国紙の東京本社があり、屋上には伝書鳩の小屋があり、原稿用紙やフィルムを運んだ。昭和15年の三宅島噴火では読売の鳩だけが帰りスクープ写真となった。「ゴールデンウイーク」の項は、映画会社が作った和製英語とだけ言っておこう。近づけば再度ふれたい。そういえば、40年代までは映画館内で「禁煙」という看板があっても、タバコを吸っている客がいたなあ。
「昭和仰天ニュース」25選
