コラム|昭和44年寅さん映画で甦る

今年は映画「男はつらいよ」(昭和44年・1969)第一作が公開されて50年。配給した松竹は昨年秋から「50周年プロジェクト」を展開中。話題の中心は12月27日に公開が決まった50本目の新作「男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮題)」。1月23日付朝日新聞夕刊「あのときそれから」に、寅さんがどうして生まれたのかを特集した記事が掲載された。「風の吹くまま気の向くまま。四角いトランクを手に、旅から旅の車寅次郎ことフーテンの寅さん。でも、この人がいなっかたら寅さんは誕生しなかったかもしれない」で始まる記事は小泉信一編集委員の手によるもの。
一年前の同43年夏、テレビ版「男はつらいよ」の小林俊一ディレクターが山田洋次監督を訪ねた。売れっ子喜劇俳優の渥美清さん主演でテレビドラマを作れないかという相談だった。話はトントン拍子に決まり、秋には放送開始。1クール(13回)の予定だったが、人気が出て2クール(26回)まで伸びる。ラストシーンは奄美大島で寅さんがハブにかまれて死んでしまう。フジテレビには抗議が殺到。山田監督は「スクリーンの中で寅さんを生き返らせるのが僕の使命だ」と松竹に持ち込むが反対にあう。最後は当時の城戸四郎社長が決断し決まった。あれから50年。年末が待ち遠しい!

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