11月4日の日曜日は昼夜ともNHK総合テレビに釘付けとなった。昼は、歌舞伎俳優の市川海老蔵を追った「プロフェッショナル仕事の流儀」。先月29日の再放送。見逃しており、よい機会となった。40歳の海老蔵に150日間密着したドキュメント。5年前、父の市川團十郎を亡くし、歌舞伎界の頂点市川宗家を率いる姿と歌舞伎にすべてを捧げストイックともいえる身体づくりに取り組む姿、さらに二児の父親としての姿もカメラはとらえていた。さる五月の歌舞伎座では、五役相勤め申し候の「雷神不動北山櫻」、七月同座には昼夜にわたり「三國無雙瓢箪久 出世太閤記」「源氏物語」を大奮闘で活躍。長男勸玄との共演。息子に自分自身を重ね合わせ、故團十郎から聞かれたのと同じく「歌舞伎俳優になるか」と問い、「歌舞伎の道に進みたい」と答える父子の場面はまさに歌舞伎そのものだった。
一方、夜の「NHKスペシャル 大谷翔平が初めて語る二刀流の舞台裏と苦悩」。MLBアナハイム・エンジェルスの大谷が10月初旬トミージョン手術後初めてテレビカメラの前に立ち、すべてを大越健介キャスターに吐露。手術は成功し、来年は打者に専念、さ来年は再び二刀流に挑むことを明言していた。新監督のもと、どんな姿を見せてくれるのか!
NHKのドキュメンタリー2本
