コラム|映画さながら地面師暗躍

16日夜、NHK「ニュース7」を見ていて、「地面師グループが積水ハウスから55億円を詐取」のニュースが飛び込んできた。まさに、映画さながらの怪事件というべきもので、そのままだまし取って南海の孤島で悠々としていたら大したものだったが、現実は警視庁に御用となった。
逮捕されたのは、JR山手線五反田駅近くの土地所有者になりすました東京都足立区の職業不詳羽毛田正美容疑者(63)ら男女8人。主犯格男のカミンスカス(旧姓小山)操容疑者(58)は海外へ逃亡。国際手配中。事件の概要はこうだ。都内の駅前にある約二千坪ある元老舗旅館。好立地で、不動産業大手は喉から手が出るほどの物件だった。しかし、「売らない女性地主」が立ちはだかっていた。同社の調査対策委員会報告書によれば、17年春に同社営業担当者が私的な会合で顔を合わせた仲介業者の男から話を持ちかけられた。当時の社長は現地を視察し決裁。知り合ってからわずか1か月後に売買契約し、仮登記をすませた。羽毛田容疑者は土地権利証のカラーコピーと偽パスポートで55億円をだまし取った。くわしくは主犯格の男がフィリピンへ逃亡中のため、わからないが、本物の売らない地主から内容証明郵便が何度も届いたのに偽物と判断、奇々怪々。真相報道を待ちたい。

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