朝日リライフ「銀幕の記憶」

10月7日付朝日新聞朝刊「Reライフ・人生充実」ページは、「銀幕の記憶 色あせぬ1本」の見出し。読者アンケートを実施し、580人が回答した。期間は8月10日~9月6日。1位は「風と共に去りぬ」24人。「世間知らずで、まだ男性とお付き合いをしたこともない頃、下町の映画館で見て夢中に」(70代女性)、「日本人が竹やりを天に突いていた時代に、アメリカがこれを制作していたと知り、こんな国と戦争して勝つわけないやんと心底思った」(50代女性)。2位は「ひまわり」19人、「公開当時、高校生。テーマ曲(ヘンリー・マンシーニ作曲)が耳を離れず…」(60代女性)。3位「ローマの休日」、4位「サウンド・オブ・ミュージック」、5位「ウエスト・サイド物語」と続き、そのほか多かったのは「タイタニック」「ショーシャンクの空に」「砂の器」「道」「太陽がいっぱい」となっている。
また、感想文を寄せた人が選んだのは、思い詰めていた心前向けた「アメリ」や、出産直前感情移入し号泣「蒲田行進曲」、善悪両面持つ魅力夢中に「天井桟敷の人々」、閉館日客席で思いを共有「ニュー・シネマ・パラダイス」。戦後映画人口のピークは昭和33年の11億2745万人。どれだけの映画ファンがあの名作たちを思っただろうか。