コラム|「砂の器」シネマ・コンサート

三連休の16日(日)夕、東京国際フォーラムホールAで、松竹「砂の器」シネマ・コンサート(主催PROMAX・ディスクガレージ・BS朝日・朝日新聞社、企画・制作松竹・松竹音楽出版・PROMAX、制作協力東京音楽工房)が開かれ、大盛況の大入りだった。昨年夏に続き、今年4月に渋谷のNHKホールで開かれたばかり。今回は「特別追悼」の冠をつけ、さきごろ相次いで亡くなった「脚本家橋本忍さんと主演の加藤剛さんを偲んで」という追悼コンサートになった。映画は原作松本清張、監督野村芳太郎、音楽監督芥川也寸志、作曲菅野光亮。和田薫指揮の近藤嘉宏ピアノ、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏も大熱演で「終」のクレジットが出ると万雷の拍手が会場を包んだ。和田氏の指揮ぶりも回を重ねるごとに円熟味を帯び自家薬籠中のものになってきたようだ。拍手後には、和田氏の編纂で「ピアノと管弦楽のための組曲『宿命』アンコール」ともいうべき演奏があり、こちらも大拍手で、スクリーンには、お二人の写真が掲げられて、惜しみない拍手の連続で幕を閉じた。
名作は見るたびに新しい発見がある。今回は、8月10日亡くなった女優の菅井きんさんが出演していた。もう一人の追悼上映コンサートとなった。