先週の7月29日、「スター・ウォーズinコンサート」を見て聴いて“シネマ・コンサート”を堪能(たんのう)したばかり、だったのに、この週末は、なんとふたつのシネマ・コンサートがあった。ひとつは、レナード・バーンスタインの生誕100周年を記念して、最後の弟子・佐渡裕が指揮する「ウエスト・サイド物語シネマティック・フルオーケストラ・コンサート」が4日と5日、もうひとつは公開25周年記念「ジュラシック・パークinコンサート」(作曲ジョン・ウイリアムズ、指揮ジョシュア・タン)。いずれも東京国際フォーラムホールAで、演奏も東京フィルハーモニー交響楽団。「スター・ウォーズ」も東京フィルだったので大活躍だ。
なかでも、観客に好評だったのは「ウエスト・サイド物語」会場ロビー。バーンスタインの記念品の展示だった。1990年のジャパンツアーのGジャンやバーンスタイン愛用のスーツケース、実際に使用していた鉛筆(作曲用の黒鉛筆と指揮の楽譜書き込み用・赤鉛筆と青鉛筆)など。ふだんお目にかからないものばかり。この日やって来たバーンスタイン・ファンは思わぬ夏休みのプレゼントとなった。
ふたつのシネマ・コンサート
