コラム|「小津4K」トークショー

小津安二郎監督の代表作を4Kデジタル修復した「小津4K巨匠が見つめた7つの家族」(配給松竹メディア事業部/KADOKAWA)が話題を呼び静かなブームになっている。戦後の松竹大船作品「晩春」「麥秋」「お茶漬の味」「東京物語」「早春」「東京暮色」、大映東京作品「浮草」(今回唯一カラー。宮川一夫キャメラマン撮影は絶品!)をすべて4Kデジタル修復版で上映する好企画。6月23日には香川京子さん、24日には有馬稲子さんがトークショーを開き駆けつけた。往年の映画ファンが詰めかけると思っていたが、意外にも30代や40代の熱心な映画ファンも詰めかけて場内は大女優の一挙手一投足にどよめきが走った。
香川さんは「東京物語」に出演。用意した小津監督の言葉を読み上げた。「“人間を描くことが一番大事”とおっしゃっていたので、演じる側としても、よくつかんで表現しないといけないんだなと教えられたような気がします」。
有馬さんは「東京暮色」について「4Kは微妙なグラデーション(濃淡)がちゃんと出てる。当時、小津先生は“キネ旬の19位”だからなと腐ってました。4Kを見せたかったな」。
30日は「浮草」に出演した若尾文子さんがトークショーを開く。