コラム|筋書でみる歌舞伎座130年②

大入りが連日続く歌舞伎座で公演ごとに発売される「筋書」(プログラム)。3月からの連載企画「筋書でみる歌舞伎座130年」。公益財団法人「松竹大谷図書館」(理事長・大谷信義松竹会長)所蔵資料を紹介するもので、同図書館スタッフが執筆している。
5月の第3回は、第三期歌舞伎座(大正14年1月-昭和20年3月)を紹介しながら新開場した大正14年1月の筋書を紹介。客席の写真も掲載しており、第二期以前との違いは桟敷以外の桝席を廃止、全席椅子席なったこと。外観は三つの破風のある大屋根も写っており、往時をしのばせる。また同年10月や昭和2年1月の表紙は座紋「鳳凰丸」をデザインした色鮮やかな表紙シリーズ。近年は5月に定着している「團菊祭」。昭和11年4、5月に始まり戦争中断し、同33年に復活し現在まで続いている。現在、2階ロビーにある九世團十郎像と五世菊五郎像は53年に復元されたもの。
6月は、第4期(昭和26年1月‐平成22年3月)から。江戸時代の風俗や俳優の錦絵の表紙が登場。扉絵も今月の夜の部「巷談宵宮雨」作者の宇野信夫が描いたものを紹介するなど歌舞伎座の歴史がよくわかる楽しい読み物になっている。

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