現在も公開されると世界中で大ヒットを飛ばす「007/ジェームズ・ボンド」シリーズ。ここ数日、スポーツ紙や全国紙に「初代ボンドガール死す」と見出し付きで英国女優の訃報が報じられている。先日亡くなったユーニス・ゲイソンさん(90歳)で、外電などによると、ゲイソンさんはシリーズ1作目「ドクター・ノオ(日本初公開時は「007は殺しの番号」)」(62)と2作目「ロシアより愛をこめて(同「007/危機一発」)」(63)に初代ボンドのガールフレンド(恋人?)のシルビア・トレンチ役を演じたという。
往年の映画ファンの方なら「?」と思うはず。初代ボンドガールはアーシュラ・アンドレス(チャールズ・ブロンソン夫人。ウルスラとも)で、水着シーンはシリーズ屈指の名場面。また「ロシアより‐」のダニエラ・ビアンキも歴代ナンバーワン美女になっている。ゲイソンさんはショーン・コネリー演じるボンドに絡む脇役なのだが、58年の歳月は設定すら変えてしまうようだ。ちなみに歴代ボンドガールには2人の日本女優がいる。5作目「007は二度死ぬ」(67)に出た浜美枝、若林映子のお二人。浜さんは先日、ヒット中の東映「終わった人」上映中の丸の内TOEI①でお見かけしたが、美貌は衰えていなかった。
ボンドガールの定義
