コラム|大野克夫氏との再会②

さる5月31日「第37回藤本賞」授賞式でお会いしたのが、テレビや劇場版「名探偵コナン」シリーズの音楽を担当している大野克夫氏。久しぶりだったが、きのう会って翌日会うほどの気軽さで接してもらい、大ファンとしてとてもうれしかった。東宝の島谷能成社長をご紹介させていただいた。
1981年の夏だった。大野さん(いつもこう呼んでいた)から一本の電話。「これから「『太陽にほえろ!』のレコーディングあるんだ。来ない?」。ふたつ返事で東京行の飛行機に飛び乗り、スタジオへ。夜になり、大野克夫バンドのメンバーが揃うと次々に演奏が始まる。ギターの原田末秋さん(映画「プロゴルファー綾部金次郎」シリーズの音楽)の演奏で、大野さんは「OK!いいと思うけど」。原田さんは納得いかなかったみたいで「もう一回おねがいします」に、「よーしわかった。もう一回いこう?」。こうして深夜から未明まで録音は続いていった。現在「太陽にほえろ!81」として聴ける。レコードからCDになり、いまは高値がついている名盤。大野さんの推薦でライナーノーツ(解説)を書かせてもらったのも大切な思い出となっている。(おわり)

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