コラム|名曲は歌い継がれて

現在、宝塚大劇場で上演中の宝塚歌劇雪組公演・ミュージカル・プレイ「凱旋門」とショー・パッショナブル「ガートボニート?」(7月9日まで)が話題を呼んでいる。「凱旋門」は専科の轟悠が雪組トップスター時代の2000年に初演。今回18年ぶりの再演で「新世紀版」での上演。イングリッド・バーグマンとシャルル・ボワイエ主演の同名映画(48年・日本公開は52年)で有名で、宝塚はベテラン演出家柴田侑宏の脚本、謝珠栄の演出・振付。第二次世界大戦前夜のパリで、不安を抱える亡命者たちを描く。轟はドイツの亡命外科医ラヴィックを演じた。今回も同じ役で、現トップコンビの望海風斗と真彩希帆が熱演している。
主題歌は当時から名曲と話題になった「雨の凱旋門」。作曲は“宝塚のモーツァルト”寺田瀧雄。初演上演中に交通事故死し、遺作となった。当時、エテルノ西宮で葬儀告別式が営まれ、歌劇団生徒が緑の袴姿で号泣していた光景が脳裏に浮かぶ。長生きして、もっといろんな曲を聴きたかった。東京宝塚劇場公演は7月27日から9月2日まで。