コラム|二つのシネマ・コンサート

4月の週末、アニメ「ルパン三世」テーマ曲で知られる大野雄二の映画音楽が楽しめる「角川映画シネマ・コンサート」と、昨年夏好評を博した松竹「砂の器」シネマ・コンサートが相次いで開催された。
「角川映画-」は大野雄二と“SUKE-KIYO”オーケストラ。指揮西谷亮。大野氏は自らキーボード奏者として参加。シネマ・コンサートでは珍しいダイジェスト版の3本立て。休憩15分含む3時間40分という長丁場だった。
メインは「犬神家-」で、テーマ曲「愛のバラード」はオリジナル同様ダルシマなどの演奏。市川崑監督ともめたといわれる劇中音楽は40年の時空を超えて甦った。現代音楽らしくもあり、聴きごたえがあった。
大野サウンドが爆発したのは、角川映画第2弾「人間の証明」。ファッションショーの音楽は古さをまったく感じさせない。主題歌はダイヤモンド☆ユカイ、第3弾「野性の証明」主題歌は松崎しげる。アンコールは、大野自ら「くどいですが…」と「犬神家-」をピアノソロで演奏し大喝采を浴びていた。「人間」「野性」を再構成して2時間半くらいで再演を願う。(つづく)