未来のタカラジェンヌを育てる学校法人宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で3月1日、第104期生40人の卒業式が開かれ、声楽やダンス、演劇など厳しいレッスンに2年間励んだ“学びや”を巣立っていった。黒紋付きと深緑のはかま姿で正装した卒業生を前に、小林公一校長は「これからが本当のスタートです。立派な舞台人になってください。社会人の自覚をもって自らの力で羽ばたいてほしい」と激励の挨拶。卒業生総代の越智愛梨さんは「小林一三先生の清く正しく美しくの教えを深く心に刻み、誇りある宝塚歌劇団の生徒として、果てしない芸の道を歩んでまいります」と答辞を述べた。卒業する本科生は涙ぐみハンカチで目を押さえる場面も。予科生第105期生も涙で見送った。その中には、スポーツキャスター松岡修造さんの長女恵さんもいた。
卒業生はこの日、入団。4月27日から宝塚大劇場で始まる星組公演「ANOTHER WORLD/キラールージュ」(6月4日まで)で初舞台を踏み、華麗なラインダンスを披露する。
宝塚音楽学校卒業式
