俳優の大杉漣さん(享年67歳)が21日急死した。日本国中が沸いた平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子チームパシュート決勝のテレビ生中継の最中に「速報」のテロップが出て、泣いた。その後の報道によると、前日の20日もドラマの収録を元気でこなした。同夜、腹痛で体調不良を訴えたが、そのまま帰らぬ人となってしまった。「ソナチネ」で起用したビートたけし(北野武監督)は訃報を聞き絶句したという。
若い無名時代、マイナー映画に出演。その1本が周防正行監督のデビュー作「変態家族 兄貴の嫁さん」に老け役の間宮周吉役に出たのが注目された。役名でわかるように小津映画「秋日和」をモチーフにした作品。その後は数々のテレビドラマや映画に出演した。北野監督の「アウトレイジ」シリーズにも連続出演した。CS「日本映画専門チャンネル」では訃報を掲載。緊急追悼企画として、25日には「シン・ゴジラ」、3月4日「映画 闇金ウシジマくん Part3〈PG‐12〉」、23日「バンクーバーの朝日」を放送する。本文2面に関連記事。
大杉漣さん、急死
