コラム|「東京暮色 4K修復版」

2月15日(現地時間)開幕した「第68回ベルリン国際映画祭」(25日まで)。クラシック部門では17日(同)に小津安二郎監督の「東京暮色 4Kデジタル修復版」が上映される。舞台挨拶は、小津監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督とコンペティション部門で審査委員を務める音楽家坂本龍一氏が登壇する。同映画祭と小津作品は2013年に「東京物語デジタル修復版」にはじまり、翌年「秋日和」、16年「麦秋」に続いて4度目のワールドプレミアとなる。最初のころに比べて修復技術は格段の進歩を遂げている。修復には名キャメラマン川又昂氏ら当時の小津組スタッフが心血注いだもの。
小津作品は2012年に英国の「サイト・アンド・サウンド」誌が10年に一度、世界中の映画監督たちが世界一の映画を選ぶ「世界映画50選」の第1位獲得したのを契機に再び注目されている。カンヌ国際映画祭では「秋刀魚の味」、ヴェネチア国際映画祭では「彼岸花」「お茶漬の味」はじめ各映画祭で続々と上映されてきた。「東京暮色4Kデジタル修復版」の日本上映が楽しみになってきた。