国立映画アーカイブ『松竹映画の100年』|7月7日より64プログラム/79本一挙上映

国立映画アーカイブ(NFAJ/岡島尚志館長)は、上映企画『松竹第一主義 松竹映画の100年』(企画協力松竹㈱、協力㈱橋本ピアノ)を7月7日㈫~9月6日㈰まで京橋・本館2階長瀬記念ホールOZUで開催する。月曜休館。
日本映画界を代表するメジャーカンパニーのひとつとして、今も業界を牽引する松竹映画の100年間の足跡を、提携・配給作品も含め、さまざまなジャンル・監督・スターの松竹作品計79本(64プログラム)で振り返る特集企画。料金は一般520円など。無声映画は弁士・伴奏付き上映も行う。
上映64プログラム/79本は、▲「路上の靈魂[弁士説明版]」▲「海浜の女王[松竹グラフ版]」「晴れゆく空」「石川五右ヱ門の法事[パテベビー短縮版]」▲「民族の叫び」「島の娘」▲「恋の捕縄」「不壞の白珠[染色版]▲「若者よなぜ泣くか」▲「マダムと女房」▲「婚約三羽烏」▲「愛染かつら[新篇總輯篇]」▲「和製喧嘩友達[パテベビー短縮版/デジタル復元版]」「突貫小僧[パテベビー短縮版]」「鏡獅子[英語版]」「父ありき[ゴスフィルモフォンド版]▲「陸軍」▲「フクチヤン奇襲」「くもとちゅうりっぷ[デジタル復元版]」「桃太郎 海の神兵[デジタル修復版]」▲「そよかぜ」「はたちの青春」▲「安城家の舞踏會」▲「悲しき口笛」▲「てんやわんや」▲「松竹映画三十年 思い出のアルバム」「女優と名探偵」▲「カルメン故郷に帰る(カラー)」▲「波」▲「新東京行進曲」▲「君の名は」▲「君の名は 第二部」▲「君の名は 第三部」▲「二等兵物語」▲『無声時代劇選集』(「一殺多生剱[マーヴェルグラフ短縮版]」「切られ與三[短縮版]」「斬人斬馬剣[パテベビー短縮版/デジタル復元版]」)▲「雪之丞変化[総集篇]」▲「風雲金比羅山」「故 阪東妻三郎 関西映画人葬実況」▲「獄門帳」▲「流轉」▲「歌う弥次喜多 黄金道中」▲「侍ニッポン」▲「武士道無残」▲「いも侍・蟹右ヱ門」▲「コレラの城」▲「忍法破り 必殺」▲「抱かれた花嫁」▲「黒い河」▲「日本の夜と霧」▲「非情の男」▲「スパイ・ゾルゲ 真珠湾前夜」▲「秋刀魚の味[デジタル復元版]」▲「男の嵐」▲「嵐を呼ぶ十八人」▲「乾いた花」▲「新宿そだち」▲「いい湯だな 全員集合‼」▲「男はつらいよ」▲「虹をわたって」▲「旅の重さ」▲「女生きてます 盛り場渡り鳥」▲「砂の器」▲「ブロウアップ ヒデキ BLOW UP! HIDEKI」▲「同胞」▲「さらば夏の光よ」▲「俺たちの交響楽」▲「ざ・鬼太鼓座」▲「必殺! THE HISSATSU」▲「キネマの天地」「ありがとう大船撮影所-新たな天地へ向けて-」▲「異人たちとの夏」▲「釣りバカ日誌」▲「つぐみ」▲「ソナチネ[再タイミング版]」▲「釣りバカ日誌スペシャル」▲「珈琲時光」▲「花よりもなほ」。
弁士・伴奏付上映出演者は、片岡一郎(活動写真弁士)、上屋安由美(作曲、ピアノ)、柳下美恵(ピアノ)、神﨑えり(ピアノ)、澤登翠(活動写真弁士)、湯浅ジョウイチ(作曲・編曲、ギター・三味線)、鈴木真紀子(フルート)。
なお、本企画では新型コロナウイルス感染症予防のため、定員111名・前売指定席券のみとし、当日券は扱わない(障害者及び国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズを除く)。また来館者全員に検温を行うとしている。
さらに、同時開催の展覧会『松竹第一主義 松竹映画の100年』(企画協力松竹㈱)を7月7日㈫~8月30日㈰まで7階展示室で実施する(月曜休館)。ポスターや写真、雑誌やパンフレット、シナリオなど、各時代の雰囲気を伝える多様な資料を通じて、いまも日本映画界の大きな柱であり続ける松竹の歩みを紹介する企画展となっている。